私的健康小考察

■健康を損なう日常の動きや運動に注意しなければなりません。

女性の横座りは骨盤を歪めますし、首の急な後屈は危険ですし、片側の運動種目は使用部位の関節を痛めます。テニス肘やゴルフの腰痛など。まあ、過度な関節の使用があれば、誰でも、両側種目・マラソンでも痛めます…。

多くのプロスポーツ選手は故障を経験します。よく管理された環境においてもです。アマチュアは尚更です。

■少林寺拳法は健康増進の手段として活用されるものです。しかし気を付けないと、健康を害するケースがあります。逆技は、力加減や掛け方や回数過多に注意し、相手の体格、体質、性別、年齢を考慮しないといけません。

剛法も同様で、さらに当身は止める、攻撃を間違えないなどの注意は言うまでもありません。指導上の注意もあります。例えば、基本の開足中段突き下受けの相対練習では、受けの手刀を相手の腕の外側で行わせる。相手の右手の中段突を内側(右手)で下受すると、親指を骨折する場合があるので外側(左手)を基本とします。

以前、道院長研修会で、「(天地拳第二相対の上中を)受けが開退がりするばかりではなく、順退がりもさせます」との説明がありました。

で私は「練習の趣旨は分かります。しかし、どのクラスからさせるのですか?(上の危険性を指摘し)その様な危険を指導者が了解した上で行わせてください!」と注意喚起しました…。

■個人的に感じていることです。膝の屈曲と股関節屈曲の区別が判然とされないケースがある様に思えます。これは少林寺拳法のフォームや動き全般に関わります。

統計をとったわけではありません。しかし膝や腰の不調につながらないか、と懸念しています。長い修行を、健康を害することなく楽しく継続したいものです。

Shorinji Kempo is for improving health. Instructors must pay a close attention to avoid injuries. For instance, in the basic practice of Chudan Zuki and Shitauke, guarding right-hand tsuki with right hand uke causes a risk of breaking thumb. Thus, instructing to guard right tsuki with left tsuki is crucial to avoid injuries, particularly for beginners.

Also, postures are important. Often, instructors pay little attention to differences between knee bending and hip joint movement. The squat posture is an essential posture for Shorinji Kempo moves. As shown in the video, the squat posture is a good training and helps prevent back pains.